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令和元年7月27日、水俣市において「ともに暮らすみなまたフォーラム~優しくて強いまちに育てよう~」を開催しました。

SDGs(持続可能な開発目標)の普及啓発のためのワークショップの場として、SDGsの理解を深めながら、達成に向けたプロセスをどのように創っていくのかを、多様な参加者のもと語り合いました。
水俣市内にて、各分野で活躍されている6名の方を発表者としてお招きし、具体的な活動内容と地域の持続可能性との関連について、発表をいただいた後、ワークショップやフィールドワークを交えた多彩な内容となりました。

日時:7月27日 土曜日 10時~
会場:白梅の杜あつまろう家・湯堂港(水俣市)
参加:23名

 

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会場は水俣市内の社会福祉法人「白梅の杜 あつまろう家」。
福祉施設でありつつも、地域活動の会場として積極的に活用されています。
進行とファシリテートは同法人の北園さんにご担当いただきました。

 

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【食べる・街】をテーマに登壇されたのは、地域で眼鏡店と飲食店を展開する河田さん。
食を通した地域貢献と事業拡大の両立について詳しくお話しいただきました。
良質で多彩な食材が揃うのも水俣市の魅力です。

 

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【着る】をテーマにご登壇いただいた渕上さん。
海外での和装に関する活動をきっかけに、本格的に着物について学ぶようになったとのこと。
若い人たちに和装の素晴らしさを伝える手法や、身近なものとしてもらえる手法について語っていただきました。

 

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続いては【海】をテーマに水俣市役所農林水産課の竹崎さんにご登壇いただきました。
水俣病による汚染を経て、美しい海を取り戻すため、現在も絶え間ない努力が続いている水俣の海。
水俣の海産物の消費促進のため、地元漁師の皆さんの助力を得ながらイベントを開催されています。

 

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家族の健康を守りたいという思いから、食品添加物やゴミの問題に関心を強くされた添田さん。
【文化】をテーマに、食や日用品の品質を深く考えた消費行動の実践について語っていただきました。
ごみの減量についても水俣市では、官民で努力が続いています。

 

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柑橘農家である大澤さんは【農業】についてお話しいただき、農産物の加工など6次産業の実践についても触れていただきました。
更に近年は、SUP(スタンドアップパドル)によるアクティビティ提供を開始。注目を集めています。
水俣病発生時、漁民の新たな職業として甘夏栽培があり、山と海との繋がりが生まれたというエピソードが紹介されました。

 

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最後に【集客】として、今回の企画調整もご担当いただいた環不知火プランニングの奥羽さんにご登壇いただきました。
ご家族の転勤を機に水俣市へやってきたという奥羽さん。
教育旅行の提供などの事業を通じ、変化した自らの水俣市への思いを語っていただきました。

 

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今回の事例発表を美しく、わかりやすくレコーディングしていただいたのも水俣市の岩本さん。
アイデアがリアルタイムにコンパクトにまとめられていきます。

 

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午前中の最後には、まとめられた事例について、提案や感想を各班で共有しました。

 

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発表された方を前に、参加者から次々に新しいアイデアや方向性の提案が生まれます。
すぐに展開に活かせる発送もあり、中身の濃いワークショップとなりました。

 

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午前の部終了後はSDGsについて語らいながら、ランチミーティングを開催。
水俣の地元食材を活用したメニューに舌鼓を打ちました。

 

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午後からは水俣市内、湯堂港へ移動。
エクスカーションとしてカキの養殖を行う筏の見学を行いました。

 

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地元漁協の金子さん、釣り船組合の田村さんの操船で出港。

 

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うまく写真には撮れませんでしたが、湯堂港周辺には「ゆうひら」と呼ばれる海底から湧水が起こっている場所も。

 

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二艘の漁船で移動してきました。

 

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この筏の下にロープが下がっており、カキが育っています。

 

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 一見順調のように見えるカキの養殖ですが、夏の高水温など影響もあるのか、品質や収量が安定せず、試行錯誤が続いているとのこと。
水産研究所など行政の助力も受けながら、新しい水俣の魅力とするべく継続していくと仰っていました。
このカキは期間限定でかき小屋などで提供し、消費者から好評なのだそうです。
水俣の食の魅力にまたひとつ海の幸が加わり、新しい人の流れが生まれる予感がします。

 

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今回の水俣市でのフォーラムを通し、地域の人たちが地域の持続可能性について語る時間の大切さを再確認しました。
分野は違っても、人と人とがアイデアや情報の共有が生み出す力は大きく、地域を動かす燃料となります。
そんなコミュニケーションが地域の中でできるのが、現在の水俣市の魅力に繋がっていて、SDGsをもとに持続可能なまちづくりを試みるにあたっては、ひとつのモデルとなるのではと感じました。

水俣病という歴史を経て、一度分かたれた地域の繋がりを、もう一度ひとつひとつ結んできた水俣の皆さん。
SDGsで語られる「持続可能」という言葉を、言葉が現れる前から、ずっと身近に考えて来られたのかもしれません。

九州地方環境パートナーシップオフィスでは、こうした地域づくりのアイデアや知見の共有の場づくりに、これからも取り組んでまいります。
ご協力いただいた水俣市の皆様、ありがとうございました。

 

 九州地方環境パートナーシップオフィス・九州地方ESD活動センターでは、熊本県熊本市内にてSDGs時代の人材育成をテーマにセミナーを開催しました。

 講演では、自治体政策実務に詳しい法政大学デザイン工学部建築学科の川久保准教授をお招きし、SDGsの世界的潮流から、組織での人づくり、教育におけるSDGsの活用についてご講演いただきました。

 

 また、熊本市におけるSDGs推進に向けた取組状況の紹介として、熊本市環境局環境推進部環境政策課から枡田課長にお越しいただき、熊本市が政策の中にどのようにSDGsを組み込んでいくのか、方向性についてお話をいただきました。

 

 そして、ESD・SDGsの推進に取組む実践事例として、熊本市立北部中学校の実践取組をご紹介いただきました。

  ※同中学校は、国立教育政策研究所教育課程研究指定校(平成30年度~31年度)となっています。

 

 会場には、SDGs政策、教育分野での活用、実践に関心のある方にお集まりいただきました。行政だけではなく、教育現場やNPO、企業など多彩な顔ぶれの中、豊かな意見交換がすすみました。
 今後も九州地方環境パートナーシップオフィス・九州地方ESD活動センターでは、ESD・SDGsの周知、人材交流に取り組んでまいります。

 

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日時 平成31年2月4日(月)13:30~15:40
会場 熊本市国際交流会館2階 交流ラウンジ


・講演:SDGs時代の人材育成
   講師:法政大学デザイン工学部建築学科 准教授 川久保 俊 様

・話題提供:熊本市のSDGsに関する取組方針
   熊本市環境局環境推進部環境政策課 課長 桝田 一郎様

・実践事例:熊本市立北部中学校のESD/SDGsの取組
   国語科 教諭 田中 隆太郎 様

・意見交換

  2018年12月4日~5日の二日間に渡り、熊本県水俣市において「平成30年度ビジターセンター意見交換会」を実施いたしました。

 今回で4回目となり、九州地域のESDネットワーク推進に向け、九州管内のビジターセンターとの関係促進・ネットワークづくりを目的として企画している意見交換会です。

 今年度は、「水俣から学ぶ」をテーマに、環境学習や教育旅行を企画・実施し、県内外へ発信している関係者からの学びの場を設け、ビジターセンターで活用できる、教育旅行受け入れ体制や手法、地元との連携ノウハウについて共有する内容を設定しました。

 各センター職員間の情報交換と経験交流が加速し、知見や情報が共有された意見交換会となりまいした。

 

以下は当日の模様から作成したレポートです。

ぜひ御覧ください。

 

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 今年度のビジターセンター意見交換会は水俣市の熊本県環境センターからスタート。

 この環境センターのある「まなびの丘」周辺には、水俣市立水俣病資料館と国立水俣病総合研究センター水俣病情報センターの3つの施設が隣接しています。

  自己紹介の後は水俣病資料館へ移動し、水俣病患者の方による語り部講話、環不知火プランニングのフィールドパートナーによる案内解説に参加しました。

 

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 語り部講話では、水俣病患者であり、元水俣病資料館館長である坂本直充さんのお話を伺いました。

 公害問題によって寸断された地域コミュニティがどのように回復の道筋を得ていったのか、坂本さん自身のストーリーを交えた講話となり、参加者は興味深く拝聴しました。

 

 元来、豊かな自然環境に支えられていた水俣。工場の誘致に始まる産業構造の変化や、それに伴って地域がどのように変化していったのかについて展示を通して学ぶ時間となりました。

 今もなお集結していない水俣病の問題。

 誰しもが、他人事と捉えず水俣の歴史から、自分自身、自分の地域につながるポイントを見出すことの重要さを体感しました。

 

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 その後環境センターに会場を移し、水俣市で環境学習や教育旅行の企画実施に取り組む、一般社団法人 環不知火プランニングの森山亜矢子代表からの話題提供の時間としました。

 森山代表からは「水俣での学びと教育旅行の提供について」というテーマで、どのような手法で地域を巻き込んだ環境学習とフィールドワークを提供しているのかについて語られました。

 修学旅行だけでなく、社員旅行や大学生ワークショップなど、多彩な内容で積み重ねてこられた受入実績から得た知見を参加者に広く共有していただきました。

 景観や歴史だけでなく、地域の人材を資源として捉え、顧客とともにニーズを探りながら企画、実施することの重要さは、ビジターセンター職員にも今後の活動のヒントとなる部分でした。

 

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  5日のプログラム国立水俣病研究センターの見学からスタートしました。

 こちらでは、公害の原点といえる水俣病とその原因となったメチル水銀に関する総合的な調査・研究を行っています。

 また水俣における地域の健康増進の一環として介護予防事業や、水俣病患者のリハビリテーションを行う施設です。

  海水や土壌に含まれる水銀濃度の継続的な調査や、水銀が人体にもたらす健康被害のメカニズムなど、日々研究者による実験が行われています。

 現在も世界各地で発生している水銀汚染に対応するべく、人材の派遣や調査を行っています。

 

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 研究センターの屋上からは美しい水俣湾を一望。

 肥沃な漁場をもたらしていた閉鎖的な海域が、逆に被害を拡大したことがよくわかります。

 

 

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  続いて、研究センターと同じ水俣市湯の児地域にある、湯の児スペイン村 福田農場を訪問しました。

  ミカンの観光農園からスタートした福田農場。この日も、たくさんの子供達がミカン狩りを楽しんでいました。

 

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 続いては、福田農場創業当時から、教育旅行受け入れ、食品加工と拡大してきた活動について、創業者の奥様からストーリーが語られました。

 湯の児の景観から発想された、スペインをテーマとする農場。建物の内外には電信柱や枕木など、様々な資材が再利用されており、リユースの概念が徹底されています。

  スタッフとのチームワーク構築や、外国人受け入れのノウハウなど、施設運営にあたってもビジターセンターとの共通項が多く、質疑応答が繰り返されました。

 

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 プログラムの締めくくりとして、各職員による問題意識の共有ミーティングを実施しました。

 今回のミーティングにあたって事前に各職員から日頃の問題意識を収集し、課題について各々からアイデアを共有する短時間ながらも中身の濃い時間となりました。

 スタッフのスキル向上や外国人受け入れ、プログラム実施の際のコスト感覚など様々な話題が飛び交い、各職員が即時に活用できるような実務的な手法が検討されました。

 

 

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  日頃九州各県で活動するビジターセンター職員が一同に会した意見交換会。

 現在は美しい海と緑を称える水俣の記憶と現在から、自然環境の大切さだけでなく、地域の魅力を伝える人材の重要性を皆で実感することができました。

 また今回の場を起点に、今後新たなネットワークが生まれていく予感を強く感じています。

 各参加者が今回の意見交換会で得た情報や知見を、日々のセンターでのご活動に活かしていただけることを心より願っております。

 

熊本大学、熊本県、イズミ車体製作所、九州産業交通のパートナーシップによって開発された大型の電気バスが完成し、「よかエコバス」として2月から路線バスとして営業を始めました。

日本国内で製造された電気バスは初めてで、既にアジアとのビジネスが始まっています。

この電気バスが拓く熊本の未来について懇談会を開きます。

早速電気バスを利用されてみた方をはじめ、たくさんの皆さんのご参加をお待ちしています。

「よかエコバス」に乗車されたご感想、電気バスを活かしたこれからのまちづくりについてのご意見をお寄せください。
懇談会で紹介させていただきます。
アースウィーク事務局 NPO法人くまもと未来ネット 
メール:  ℡/FAX:096-362-3776
バリアフリーデザイン研究会
メール: ℡:090-1212-4414

 

 

日時:2018年4月19日(木)開場18:30  開催19:15~20:45

会場:熊本県民交流館パレア9F 第9会議室
   ℡:096-355-4300 熊本市手取本町8-9

話題提供

九州産業交通
イズミ車体製作所
熊本大学大学院先端科学研究部

司会:アースウィークくまもと実行委員長 坂本正


主催:アースウィークくまもと実行委員会

共催:バリアフリーデザイン研究会

 

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集合写真

平成30年2月7日(水)~8日(木)、「自然体験施設ネットワーク冬期プログラム研修会」に参加しました。

九州各県の自然体験施設スタッフが集まり、日々の業務に関する情報の共有や交流を図る本研修会。

平成29年度となる今回は「冬季プログラム開発」をテーマに、生きものの活動が一見静かに見える冬の期間における、効果的なアクティビティ開発について参加者で検討しました。

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プログラムではまず、たびら昆虫自然園の西澤正隆先生より、昆虫の冬の過ごし方について情報提供をいただきました。

冬ならではの自然観察の利点について、フィールドの面白さを交えて解説していただきました。

 

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続いて諏訪の池ビジターセンターが誇る天体望遠鏡を使って、星の観察を体験。

実際の観察会での留意点などを詳しくお聞きすることができました。

 

 以下写真は雲仙諏訪の池ビジターセンターにご提供いただきました。

研修2日目はチームに分かれてアクティビティの検討を行いました。

フィールドでは実際に考案プログラムを体験。終始明るい声が飛び交う時間となりました。

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今回の研修会を機に、九州の各施設で効果的で楽しいプログラムが続々と生まれることと思います。

ご覧いただいた皆様もぜひ、季節を問わず、最寄りの自然体験施設を訪れてみてください。

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